2056,宇治で培われた生長一つ一つに、息子の明るい未来を観る喜び

礼状

 昨夜、息子からの知らせで、24日で研修が終了すること、
また堀端総務に面接の機会をいただき、あたたかいお声をかけていただいたこと、
今後の社会生活へのご教示、励ましをいただいたことを知り、
親として心から感謝申し上げる次第です。

 約10カ月近くの長きにわたり、粘り強くご指導賜ったお陰で、
息子はほんの些細のことにも、「ありがとう」と言える青年になりました。
彼が本来持っている純粋さや優しさ、誠実さが、そのまま現れているのを感じました。

 宇治で研修を受ける前の一時期素直に善さが発揮できず、
人間関係や自分の能力の不足、将来への不安等に悩み、
心の窪みに陥って抜け出せなかったのが、
今では嘘のように明るさを取り戻すことができました。

 1月の練成を、ほんの1泊2日でしたが、私は初めて参加させていただき、
長田講師、清水講師、岡田浩二講師にお目にかかり、お話しできましたことは、
私自身にとっても安堵とお力を貰えたような気持ちがいたしました。

「父親参観」のように息子の様子をちらっと観察もできました。
同じ研修生仲間と本当に楽しそうに生き生き、
そして伸び伸びと過ごしている様子を垣間見えたこと、
早朝5時10分の神想観に寝ぼけまなこで大拝殿に入った私でしたが、
すでに背筋をしゃんと伸ばして座っている息子を見かけた時、
また、風呂掃除のことや、朝食をいただきながら、
私にうれしそうに講師や職員の方々を紹介してくれる様子を、本当に嬉しく、
ありがたく、我が子ながら「よく頑張っているなぁ」と褒めてやりたいくらいでした。

 何をやらせても要領が悪く、失敗も多く、
まだ十分相手の目を見て話をするのも苦手な息子ですが、
多くの講師の方々、職員の皆様、研修生の仲間達にお支えいただき、
お導きいただいたお陰で、ここまで生長させてもらうことができましたこと、
言葉にならない程感謝申し上げております。
本人もきっと今後の人生を自分の力で切り拓いていく自信と希望が持てたに違いありません。

 郷里に帰り、また仕切り直して、
親子ともに明るく前向きに歩んでいくつもりです。
宇治で経験したこと、教えていただいたことは、
必ずや息子の人格形成の確かな礎になると思います。
どうか今後とも、お導きいただけますようお願い致します。



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