2077苦しみを超えて得た「確信」が私を生かす 「何があっても大丈夫」!

研修生体験感想文

 私は昨年の4月から9カ月間研修生をさせていただきました。
大学1年生の半ばから大学生活の忙しさや部活動で主将に任命されて、
その責任やプレッシャーから自傷行為を始めました。
また、祖父の死や親との不調和などが重なり過食嘔吐からの拒食、自殺未遂、
抗うつ剤の副作用で身体が動かなくなって部屋から殆ど出られなくなりました。

人と接するのが怖くなり、微かな物音にも過剰に反応し、
トイレに行く時もお風呂に入る時も常に緊張して、毎日何かに怯えていました。
何もできない自分が惨めで悔しくて
「もう自分なんていなくなってしまった方が周りに迷惑もかからなくていいだろう」
と考えていました。

それから数カ月後、薬を変えてもらい身体も動くようになり、
ふと祖父が亡くなる前に「『生命の實相』第7巻を読みなさい」
と言ってくれたことを思い出し、そこから全てが変わりました。
それがきっかけで練成会にも参加させていただくようになり、
結局大学は中退してしまいました。

しかし、心の底から楽しいと思えるバイト先が見つかり、
それなりに充実した生活を過ごせるようになりました。

そして2年前の11月の一般練成会がきっかけで研修生になることを決意し、
翌年の4月からさせていただくことになりました。

研修生活では本当にいろいろなことがありました。
たくさん笑って悦んで、嬉しいこと楽しいことがたくさんあった反面、
たくさん泣いて怒って、辛いこと苦しいこともたくさんありました。

研修に出るのが辛くて逃げ出したり、壁を殴って壊してしまったり、
周りの方々に迷惑をかけてばかりでどうしようもなく、
「二度と来るな」と言われても当然だった私を、
宇治の方々は見捨てずに愛の心で包み込んでくださいました。

今年の2月、研修生8カ月目で私は一回地元に帰りました。
「地元できっと何か使命があるのだ」と思っていたら、
以前中退した大学に再入学することになりました。
卒業に必要な単位も充分に満たしており、
卒業必須科目を取り半年間在学すれば卒業できると大学の方から話を伺った時、
「あの時ボロボロになりながらも頑張って通学して本当に良かった」
と今までの努力が報われたような気がしました。

そして今年の9月に無事卒業することができ、
それが大きな自信につながり「もう私は何があっても大丈夫」
という確信を得て、ここまで私を生長させてくれた宇治への恩返しのために、
1 ヶ月研修生をすることを決意しました。

気づけば研修生活も残り約10日となりました。
以前とは違い、早朝行事も献労も当たり前のように仲間と一緒に
楽しく出られることが嬉しくて仕方ありません。
研修生としてお役に立たせていただける幸せを噛みしめながら
一日一日を大切に感謝して、残りの時間も過ごしていきたいと思います。

研修期間を含め、今まで私を支えてきてくださった全ての方々に心から感謝致します。


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