2086一ヶ月の研修生活を終えて

研修生体験感想文

 私は昨年11月20日より、12月19日まで研修生となりました。
研修生になろうと思った動機は、別に問題があった訳ではなく、
神想観をしている時、ふと“宇治の研修生になりたい”と思ったことです。

研修中の「輪読会」の時間に講師にその動機のことを話しましたら、
講師は「啐喙(そつたく)同時」の話をしてくださり、
「研修生になりたいという思いと、あなたのこれまでの信仰の積み重ねが
ぴったりタイミングがあって研修生になったのですね」と仰いました。
私はそういうことなのかと思いました。

他の研修生は、私の子供と同じ世代の方たちばかりで色んな問題を抱えていました。
私にとって初めて会う方たちと1ヶ月間共同生活をするという未知の体験が
ちょっと楽しみでもありました。“楽しみ”という気持ちから入ったおかげで、
1ヶ月間が本当に楽しい日々でした。

研修課の清水講師と岡田浩二講師の愛全開の御指導は、
私にとって学びそのものでした。
常に手を抜かず、見捨てず、全力で導いてくださるので、
研修生は落ちこんでもやっぱり立ち上がって頑張れるのだなぁと思います。
「愛」というものを目の当たりに感じることが出来ました。

又、毎日の輪読会の時間は私にとって楽しみの時間でした。
担当の講師のお話がとても新鮮で素晴らしかったからです。
中でも、長田講師から投げかけられた
「自他一体がわかったらいいですね」ということ。
榎本講師の「何でもひとまず素直に受ける」ということ。
千羽講師の「180度転換と360度転換の違い」のお話。
目からうろこが落ち、私の開発されていない部分に光を当てていただき、
本当にありがたかったです。
「自他一体」も仲間との生活の中で腑に落ちて実感できるようになりました。

それから、毎日の寒い中での献労は大変な時もありましたが、
「ありがとうございます」の感謝誦行が無限力をださせてくれて、
改めて「ことばの力」のすごさが身に沁みました。

そして忘れてはならないのは、やはり食堂の皆さんの御愛念。
アイディア豊富で、体に嬉しい優しい食事は日本一だと思います。


そういう訳で1ヶ月の研修生活は、私にとって有意義で、
とても幸せな研修生活となりました。

自宅に帰ってからも出来るだけ研修生活と変わらない生活をしています。
まず祈りに始まり祈りに終わる生活、プラスの言葉を積極的に使う生活、
何があっても常に神様と一緒だから「大丈夫!必ずよくなる」と思える生活。
この研修生活は私の一生の宝です。
この宝を胸に1月に還暦を迎えた折り返しの人生を、
一人でも多くの人を喜ばせる人生にいたします。

1ヶ月間、本当にありがとうございました。


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