いつもお世話になっている練成道場の掃除、
また宇治の白山神社の清掃をさせていただきたく、
参加させていただきました。
神社には天候の都合で行けませんでしたが、
代わりにお茶摘みをさせていただき、
献労と言うには申し訳ないようなエンタメを
体験させていただきました。
そこでは「茶摘み」というのは名ばかりで、
実際には茶葉は「しごき取る」のだということを知りました。
2日目に本格的な献労をしましたが、
はじめる前に岡田浩二講師が
「献労は神の子が行うもので、神霊に導かれて行うものです」
と教えてくださったおかげで作業の間中、
「私ではなく神がやっている、神がやっている」
と思いながら作業をすることができました。
幽斎殿の外回り拭きの献労では若い女性の方が
水にしっかり濡らしたぞうきんを何度も届けてくださり、
とても作業がやりやすく小さな心遣いがこんなにも嬉しいものか、
と思いました。
また、私が他の皆さんよりスピードが遅くても
「神霊に導かれているから大丈夫、自分のペースでいいんだ」
と思えて、とても心穏やかに献労を行うことができました。
白山神社では「自然体験と俳句作り」が
予定されていたということで、
決意発表の代わりと言っては何ですが、俳句を作ってみました。
新緑が袋にあふる宇治の山
おしゃべりが茶摘みに彩(いろ)添え時忘る
ホトトギス山冴え渡り心澄む
拝殿も我も浄まり夏迎う
拭きに拭き真白き欄干緑映ゆ
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