○退職して参加。父母に感謝できた。
私は今年の2月に退職し、転職の活動をすることになり、
7月の短期練成会に参加させて頂きました。
ありがたい講話を聴き、その後も求職活動を続けましたが、
一向に採用の通知が届きませんでした。
8月9月10月と月日が過ぎ、頂いた退職金も少なくなり、就職も決まらない状態で、
どうすれば良いか分からず、ただただハローワークに通って求人を確認しておりました。
今回受講させて頂き、それまで10年以上神想観は毎日続けているのに
何故このような状況になったのだろうと悩んでおりましたが、日々の神想観では
「 元々完全円満な実相である神の子を観じ、感謝する心 」
「 我のある祈りは叶わない 」
「 良くしよう、良くなって下さい = 悪いと思っているからそうなる 」
「 神の子だ、神の子だ、元々素晴らしい神の子だと思うことが正しい 」
といった内容のことなどを教わり、これまで慣れてしまっていた感覚とは違うんだということを
勉強させて頂きました。
何日目かの大拝殿での献労行事の時でした。
研修生の方の 「 お父さん、ありがとうございます、お母さん、ありがとうございます 」
の声に合わせ、畳を拭いていると、
ああ、母は常にいい物を見つけると私に〝良いと思って〟と言って買ってきてくれた。
何よりも私のことを優先して考えてくれていた。 それなのに 「そんなもんいらん」 とか
「そんな物食べたくない」 とか、全くありがたさを感謝せず、なんと恩知らずな態度を
とっていたことだろう。
この私に健やかで明るくあって欲しいとの願いで、これまでも常に私に良くしてくれたのに、
なんと親不孝だったろうと、申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちが込み上げてきて、
涙が溢れ、畳にポタポタと流れ落ちました。
それを雑巾で拭かせて頂きつつ、ありがとうございますと唱えていました。
その時、自分の手が目に入り、私の手はわりあい小さく、子供のような手に見えました。
自分にはまだ子供はいませんが、無性に子供が可愛いく、私は子供が大好きなことを思い出すと、
2歳の時、離婚して離れ離れとなり、今は亡き父の事を思い出しました。
「あぁ、私のこの気持ちは父も同じであったに違いない、
父は兄や私と離れ離れとなり、どんなに寂しかっただろう」と、しみじみ感じられ、
母の時と同様、涙が込み上げてきたのです。
何回か練成会を受けさせて頂いておりますが、今回のあの
30分弱ほどの時間で体験をさせて頂いたことは素晴らしいものでした。
本当に最後の最後に思いもかけない体験でした。ただただありがたいです。
魂のふるさと宇治別格本山、宝蔵神社に於いて、御先祖様と一緒に
この練成会を受けさせて頂いて本当に良かったです。
今後は神の御心のままに新生を神様にお任せし、
日々神想観、聖典読誦、愛行を行っていこうと思います。 |