869仕事一筋で家族を省みていなかったことに気付き反省
        懺悔の涙がとまらなかった!

11月一般練成会 発表日:H25.11.20

家族3人で参加。責めていた主人と娘に感謝できた。

私は前回の一般練成会も参加させて頂きました。
前回は精神科医でありながら、仕事等のストレスによる適応障害となり、
自傷行為や死にたいという気持ちからの参加でした。

自宅に帰ってからは、一切死にたいとも自傷したいとも思わなくなり、
毎日神想観も実修し、薬も毎食後、5錠から1錠ずつに減っておりました。

しかし、仕事復帰に執着し、次第に焦る気持ちとなり、
働いていない毎日が不安になり、イライラすることも出てきました。

前回は夫と娘が途中からの参加だったので、
次は家族3人で10日間参加しようと決意し、
今回の一般練成参加となり、とても楽しみにしていました。

仕事への思いは日が経つ毎に楽になっていき、
以前は担当していた患者さんの事を思い出すと暗い気持ちになっていましたが、
思い出しても 「ありがとうございます」 という明るい声が頭の中で響くようになっていました。


また、これまでは給料を貰って仕事をする事が自分の出来る全てだと思っていましたが、
「それだけが私の使命ではない」 「お金をもらって働いていなくても患者さんを診察していなくとも、
祈ることは出来る」 「焦らずに勤務先の病院や患者さん達の実相顕現を祈る生活をしよう」
と決意しました。

また私の課題のもう一つは夫と夫の両親との和解でした。
前回の練成参加前には離婚してもいいぐらいの気持ちでいたのが
ウソのように仲良くなっていたのですが、私より先に強迫性障害で休職し、
その間、自分も病気と闘いながら、一人で稼いでいたという思いは消えず、
どこか夫を責める気持ちが拭えませんでした。

調子が悪いと夫に八つ当たりし、
些細な事で自分の思い通りに働いてくれない夫の両親に対する反抗心も強まり、
夫の両親が自宅に泊まる時には実家かホテルに泊まるなど、
顔を合わすのを避け続け、そんな自分をダメだダメだと、ずっと責めていました。

練成会中も何かモヤモヤとした思いが続いていましたが、
18日の夜、娘を寝かしつけながら、ふと気が付いたことがありました。

それは 「今まで仕事ばかりで、いかに自分が家族を省みていなかったか」 ということです。
毎日帰りが遅く、自宅でも仕事をし、去年までは週二回当直という生活を送ってきた私のために、
夫をはじめ、家族がいかに協力してくれていたか。
娘も寂しい思いをしてきたのではないか。
それを当然のように思い、感謝せず、自分は稼いでいるんだからと
偉そうにふるまってきたことに懺悔の気持ちでいっぱいになりました。

病休に入ってからも家族のために尽くすことはせず、
家事から逃げ、仕事の事ばかり考えていました。

今私がすべきことは「一番身近な、愛する人のために働かせて頂くこと」でした。
愛する家族のために温かい食卓を作ろうと決意し、その夜は涙が止まりませんでした。

 19日の畳ふき献労では 「お父さん、お母さん、ありがとうございます」 と唱えるうちに、
今までどうしても浮かんでこなかった夫の両親の温かい笑顔が自然に浮かんできて、
感謝の気持ちが湧いてきて、涙が溢れました。


「夫を産んで育てて下さって、ありがとうございます」 
私を実の娘のように可愛がって下さって、ありがとうございます」
と思えるようになりました。

帰ったら夫の両親に会い、感謝の気持ちを伝えようと思います。
今は最後に残った薬を飲まなくても落ち着いた気持ちで過ごせる喜びいっぱいの自分がいます。