○会社から派遣されたが、父母に感謝でき、神の子として愛行の決意をした。
私は「生長の家」のことはまったく知らずに生きてきました。
勤めている会社に突然10日間の練成会に行くように言われましたが、
私は入社して3ヶ月ということもあり、不安な気持ちを持ったまま、
「とりあえず」 という形で練成会に参加しました。
受付に向かうと挨拶はすべて 「ありがとうございます」 ばかりで大変驚きました。
受付を済ませた後、面接をしていただけるとお聞きし、こちらも 「とりあえず」 の形で受けました。
その時の面接は楠本先生でしたが、会った瞬間に涙が出てきたのです。
心の底から 「この人に会えて良かった」 と、初対面にも関わらずそう思えました。
初日の講話で 「実相と現象」 と 「神」 という言葉に最初は戸惑いました。
非現実的過ぎると思いながら講話を聞いていましたが、
話が進むにつれて感動が込み上げてきました。
「神様は私の中にずっといたんだ」 と分かった時、私は自分の今までの生き方を振り返っていました。
父が退職したと同時に大学を辞め、5年半、一つの会社でフリーターをしていました。
家庭では放置状態で育ってきた私は 「家族以外にも放置されたくない」 と思い、
友達の前や職場では仮面を被って過ごしていました。
自分の気持ちは隠し、もちろん表情も作ってきました。
この宇治別格本山に来た時もそうでした。見知らぬ場所でしたが、
よく観察して、どんな人間が一番無難に見えるか考え、
そのまま10日間過ごそうという作戦を立てていました。
しかし最初の最初に楠本先生に出会ってしまったために全てが覆されました。
「この人の前では何も隠せない」と思いました。
講話を聴いていても全て見透かされている気分でした。
そして「実相」という言葉、この言葉が私を混乱させました。
「そういえば本当の自分って何?」 と考える内にひとつ気付いた事がありました。
それは 「私はいつから本気や本音を人に見せていたんだろう」 ということでした。
正直言うと、練成最初の3日間くらいは悩みました。
一番響いた言葉は
「皆、神の子だから〝愛〟を持っている。貰うばかりではなく〝愛〟を出さないと窒息してしまう」
という言葉です。
私は今まで〝愛〟を現していなかったことに気付かされました。
全ては 「つもり」 でした。
親に感謝しているつもり、楽しんでいるつもり、悲しんでいるつもり、
「つもり」 が積もり積もっていました。
そのことに気付いてからは気持ちが楽になり、
私は今まで何をやっていたんだろうと考えましたが、
過去の事は考えず練成で学んだことを素直に受け入れ、
素直に実行すればいいんだと思うことが出来ました。
自宅に帰ったらまず両親に練成のことを話します。
仲間が出来たことや私自身の今までの気持ちと、これからの気持ちを話します。
そして母の身体のこと、母は58歳ですが、腰が横に曲がった状態で、杖がないと歩けません。
母のこの現実を受け入れる事が出来なかった私ですが、「母も神の子、病なし」なので、
母に「生長の家」で学んだことを伝え、そして二人三脚で前を向いて歩んでゆきます。
「生長の家」の教えを実際に体験してほしいと思っていますので、
大阪の大講習会に両親を連れて行くことが目標です。
あと、ここへ来れたのは会社のお陰ですが、
練成が楽しくて忘れていた時もありました。
学んでノートに書いた事を何度も読み返し、仮面を被らず、
職場の方、お客様に対して愛行をしてゆきます。
それから私は10日間では学び足りないと思い、青年会へ入ることを決めました。
この教えを私だけで止めるなんてもったいないので、皆に伝えてゆきます。
生長の家に救われる方が増えていくのが楽しみです。
この素晴らしいご縁を頂けて会社の上司に、
そして私が何のために来たのかを気付かせてくれた「生長の家」の皆様に、
そして私を産んでくれた両親に感謝します。
本当にありがとうございます! |