練成期間中、涙なく過ごした日は一日もなかったように思います。
ただその涙は前半、後半と、まったく違うものだと感じています。
練成会の始まった頃、私の心はグッと何かをこらえている状態でした。
いつからだったか分らないくらい長い長い間、この状態を必死にこらえていました。
母親に勧められても真理を学ぶことを断り続け、
どっぷりと現象の世界に浸かっていた私の心が
叫び声を上げていたような気がします。
ゆがんだ物を見、ゆがんだ考え方をしてきた私の心は、
練成会中、声を掛けて下さる方々の一言一言に敏感に反応し、
勝手に涙が溢れてくる。
「あなたは神の子よ」と母に育ててもらったその心が
呼びかけに答えているようでした。
あんなに嫌っていた真理、実相という言葉が、すんなりと心に入ってきた毎日。
とても不思議な感じでした。
「自分は本物に飢えていたんだ、ニセモノに疲れていたんだ」
そう気付きはじめた中盤、「ニセモノの私でも両親は愛してくれていたんだ」
と講義中に何度も思い、また一人で涙。
親の愛に気付いた後、どうしたらいいかその答えも教えてくれる練成会に感動し、涙。
「お父さん、お母さん、ありがとう・・・」と思っただけで涙。
講義後、涙を拭く私に声を掛けて下さる皆さんの優しさに涙。
私が今、これからすべきことは、
「親への感謝、実相礼拝、みんな神の子、神の子実相円満完全と祈ること、
愛行、仕事は愛をもって行うこと」 以上を決心し、練成会後半を迎えました。
凝り固まっていた私の心が、だいぶ柔らかくなってきた時に受けた優しさにもまた涙してしまいました。
この涙は、前半に流した涙とは全く別物でした。
実相の私が相手の実相を感じて出てきたものもような気がします。
たぶんこのまま最後まで、事ある毎に涙すると思います。
とても素敵な方々と一緒に練成会が受けられ、抵抗なく真理を学ぶことが出来、
前でもなく、後でもなく、今回が私の 「その時」 だったのだと感じています。
幸せなことに、私は五体満足で心も健康です。
ちょっと心がそっぽを向いていただけ。それがよく分かりました。
宇治を離れてからが本番だと思います。
でも何も怖くありません。私は神の子だから。
真理の入口に立てたことが今とても嬉しいです。
ここで出会った方々、お世話になった方々の実相も、
帰ったら祈り始めたいと思います。
神想観、お聖経、読む毎に1回百円を貯金。
そして12月の自分の誕生日にまた練成会に参加したいと思います。
地元に戻って、24日から新しい仕事に就きます。
職場の方々の顔を見ながら 「あなたは神の子、あなたも神の子、その隣も神の子」
と、心の中でつぶやこうと思います。
「新しい仕事に就く前に、練成会に行きなさい!」と怒ってくれた姉に感謝。
「練成会に行こうと思う」と言った時、喜んでくれた両親にも感謝。
私の留守の間、実家の両親を見ていてくれた妹に感謝。
楽しく分りやすく講義をして下さった先生方に感謝。
お世話になった皆さんに感謝。
最後に一つ。帰ったら、途中になっていた『生命の実相』を読みます。
今度は興味が湧いているので、楽しく読めそうです。 |