935,大学受験合格を支えてくれた両親に感謝!
        将来は世界中の人を幸福にするデザイナーになりたい!!

3月一般練成会 発表日:H26.3.20

 私は大学受験前にここに来たいと思っていました。
理由は志望大学を迷っていたからです。

 受験が終わり、少し余裕の出来た今の時期ならばということで、
両親に合格祝いとして来させて頂きました。
両親への感謝が私には足りていませんでした。

 私は本当は東京芸大に行きたいと考えていました。
しかし家には兄が三人おり、兄達で相当な額のお金がかかってしまっている為、
私は絶対に高校も公立、大学も行くなら国公立と決めていました。

 私のいた工芸高校のデザイン科は進学に全く特化していないので、
ほぼ全員が専門学校か私立大学へ推薦入試で合格しており、
国公立に受かるのは毎年一人か二人でした。

 そんな中、私はある先輩が東京芸大を目指すと聞いて、
じゃあ私も目指すならトップを目指そうと思い努力しました。

 朝の始業一時間前から学校へ行き、デッサンを始めました。
家から学校まで一時間程度かかるため、母は朝早くから起きて
私のために弁当を作ってくれ、父は駅まで車で送ってくれていました。

 夜は遅くまで塾に残り、駅まで迎えに来てもらい、
夏には東京の美術予備校まで通わせてもらいました。

求める環境を全て父と母はいつも用意してくれ、本当に甘えっぱなしでした。

 そんな矢先、私は広島の公立大学に推薦で合格しました。
しかし、私の心は複雑でした。

 同じクラスからもう一人同じ学校を受けていたのですが、その子は落ちてしまいました。
その子は本気でその大学に行きたがっていて、私にとっては第二志望だったその大学に受かり、
罪悪感でいっぱいでした。
そして私は母に言ってしまいました。〝嬉しくない″と。それがいけませんでした。
母は、「あんた、アホか!あんたのこと今迄何回殴ろうと思ったか知れんのに、
よくそんなこと言えるな」と怒りました。私はショックでした。

 今まで沢山母に迷惑をかけてきましたが、そんな思いをさせていたとは全く気付きませんでした。
普段、私は親に感謝をしているつもりでしたが、全く出来ていなかったのでした。

 自分一人の力で合格した気になって生意気なことを言ってしまいました。
両親がいたから塾にも通わせてもらえたし、送り迎えもしてもらえたし、弁当も作ってもらえました。
予備校にも通わせてもらえました。
何より大学に行かせてもらえる事がどれだけ有り難いか全く分っていませんでした。

 しかし、その言葉のお陰で私は両親への感謝が全く足りていないということ、
そして同時に生かされていることにも気付くことが出来ました。

 今回の練成会に参加させて頂き、両親には本当に感謝しています。
神様のお導きでその大学に合格させて頂いたことにも感謝しています。


 阿部先生や、この練成会で出来た友達に何度か話を聞いて頂き、
やっと安心することが出来ました。自分はこれで良いのだと。
もう本当に感謝しかない。この練成会を通して自分が愛されているという実感が湧きました。

 浄心行ではずっと涙が止まりませんでした。
献労で汗をかいて本当に気持ち良かったです。
先生方のお話で沢山学ぶことができました。

 今、この18歳の時に10日間参加することが出来て、本当に良かったと思います。
私には夢があります。中学校3年の時からの夢でした。
それは「将来、人を癒すことの出来る絵を描けるようになりたい」というものでした。

 私は高校生活の中ではすっかりこのことを忘れていて、
高校三年の受験前にようやく思い出したのでした。
原点に戻り、考え、いま改めて私は決意します。
将来は世界中の人々を幸せにすることの出来るデザイナーになりたいです。
そのために人間神の子無限力で、これからも頑張っていきます。


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