○仕事を辞めて参加。仕事を辞めたことに感謝できた。
私の参加動機は、昨年仕事を辞めて、その後、再就職先が中々見つからず、
鬱々としていたところを祖母が「気晴らしと思って宇治へ行ってきたら」
と勧めてくれたのが切っ掛けでした。
祖母が生長の家をやっていたので、教えは知っていたものの、
私自身はあまり熱心ではなく、また人見知りする方でしたので、
正直10日間の練成は気乗りしませんでしたが、
私自身、このままではいけないと思って参加しました。
仕事が決まらない事の他にも対人関係などで色々な悩みがあったからです。
初日の面接の際、長田先生に
「まず自分が神の子だと思いなさい」 「劣等感を捨てなさい」
みたいなことを言われてビックリしました。
教えは知っていたものの、自分に当てはめて考えたこともなく、
また劣等感を持っていたことも無意識だったからです。
更に驚いたのは別の先生にも劣等感を指摘されたことでした。
仕事の事は楠本先生に 「辞めた前の会社に感謝しなさい。
でなければ別の会社に行っても同じ事が起こる」
と言われて目が覚める思いでした。
人間関係で揉めて辞めたので、憎む思いはあっても
感謝なんてとんでもないと思ったのですが、
連日講話を聴いていて考えが変わってきました。
そして浄心行のときに、「あぁ、仕事を辞めなければ
こうして宇治へ来て自分の問題に気付くこともなかった」
「揉めた事も全て自分に必要な問題だったのだ」
「そう考えると有り難い事だったな」と思えたのです。
それまで全部自分が悪いからこんな生活になったのだと責めていましたが、
全て自分を違う観点から見つめ直す、「人間皆神の子だ」という真理を
再確認するために必要な事だったと思い直すことが出来ました。
全ての問題が解決したわけではありませんが、
自分の今までの考え方が変わる良い切っ掛けになりました。
また、教えを知ってはいても生活に生かして日常を
過ごさなくてはいけないということも実感しましたので、
これからは三正行の実践を継続していきたいと思っております。
特に「感謝」と「自己讃嘆」が今の自分には大切だと思いますので、
具体的には 『日時計日記』 に親への感謝、前の会社への感謝と、
自分は神の子であるという自覚を毎日書いて祈っていきたいと思います。
大事な親への感謝と、その親から生まれた自分もまた素晴らしいのだということに
気付かせてくれた、とても深い十日間でした。ありがとうございました。
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