平成19年6月14日
蛍光灯のひも
これは、本山の練成部の事務所で撮った写真です。
4月から新たに設置された、この「ひも」について、
練成会の司会でおなじみの
余語美保職員の文章を掲載いたします。
(『ネットワーク宝蔵』6月号より)
「私の環境問題」 練成部練成係 余語美保
ある日、お休みがあけて事務所に入ると
びっくりして一歩後ずさりした。
天井から無数にぶらさがっている
得体の知れない物に気がついたからだ。
はじめは蝿とりテープかと思ったが、
よく見ると蛍光灯に1本ずつ付いている。
練成部の事務所の照明は
最小限に蛍光灯を間引きしてある。
そこに必要な所だけを点けるというようになっていた。
まずはなんだか貧乏くさいなあと感じたが、
必要ないのに消耗していた電気の量に驚いた。
今まで1箇所点けようと思ったら
同時に4箇所点く仕組みになっていたのだが(40W8本)
今は、40W2本で済んでしまう。
と同時に部屋の明かりを抑えると、
外の明るさが際立ってくる。
太陽の光のまばゆさ、自然の美しさを
今まで以上に観じられるようになった。
事務所の前は、研修生、奉仕の方たちが竹を間引きしてくれて
更に光を取り入れられるようにもなった。
もうきっとこれ以上は出来ないだろうと
漠然と考えていた私は
探せばまだまだ出来る事はあるのだ!
と教えてもらえた。
何事もきっとそう。出来ることは無限にある。
環境問題は本当の豊かさとはなんだろうと
改めて考える絶好の機会でもある。
自然を観察するゆとりをもつことで
気持ちがとても澄んでくる。
自然に対する畏敬の念が深くなっていく。
使い捨てよりも、
長く大切に愛すべきものを選ぶことの尊さを実感する。
全てのものを慈しむように
日々を大切に生きていきたい。