立教82年生長の家春季記念日
生長の家総裁法灯継承記念式典
宇治別格本山では、午前9時より、
宝蔵神社大拝殿にて、
「記念式典」が執り行われました。
国家「君が代」斉唱
小林昇部長による「生長の家 出現の精神」の朗読
及川本部講師による祝辞
以下、及川本部講師が朗読された御文章です
第二十九章 魂の進歩には伝道が必須である
「上求菩提、下化衆生」の両つのはたらきが車の両輪の如く揃うことによって、
その人の魂は完全に速やかに得られるのである。
「私はもっと完全に修養を積み、魂がもっと向上してからでないと、
人に道をつたえる資格はない」という人がある。
これは大いに謙遜しているように見えるけれども、
それは一種の霊的利己主義に過ぎないのである。
生きている人はどんなに幼い子供でも呼吸しなければならない。
受けた空気は必ず呼(はき)出すことによって、次の空気を吸い、
肉体の生長と発達とが得られるのである。
”真理”を学び、”真理”を人に伝えるということは、
一種の霊的呼吸であって、吸い込んだ”真理”を、更に吐き出して
他に与えることによって、子供が空気を吸っては呼出すことによって
生長するが如く、人間の魂も生長するのである。
受けた”真理”を自己の内に止めるということなく、
他に伝える過程に於いて魂は一層進歩し、
”真理”の理解が深くなるのである。
(『白鳩』昭和41年1月18日の蔵言より)